『白鷺の恵み-山中節と現代舞踊の饗宴-』 ※開催延期

「白鷺の恵み-山中節と現代舞踊の饗宴-」は、能登半島地震の影響により公演を中止させていただくこととなりました。鑑賞を楽しみにされていたお客様におかれましては、誠に申し訳ございません。

今後、時期をみて改めて開催する予定であり、決まり次第皆さまにご案内させていただきます。何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

地域の伝統芸能や文化を現代的かつ創造的な視点で刷新し、現代アートを媒介として、土地の記憶や歴史の物語化、新たな魅力発掘を目指して、白鷺の恵み「山中節と現代舞踊の饗宴」の公演を山中温泉山中座の舞台で開催します。
〈期 間〉
2024年2月3日(土)
〈時 間〉
開場13:30/開演14:00
〈料 金〉
[全席自由]前売 2,000円 当日 2,500円
〈場 所〉
山中座ホール(石川県加賀市山中温泉薬師町ム1番地)

■チケット取扱 山中座 tel. 0761-78-5523 (一社)山中温泉観光協会 tel. 0761-78-0330
オンライン予約 https://yamanaka-onsen.peatix.com

 

古来より、恵みの湯として人々に親しまれてきた山中温泉は白鷺伝説(薬師如来様)に彩られてきた信仰豊かな名湯であります。そして、この温泉地は山と川の自然に密着した人びとの見事な暮らしを今に伝える、まさに風土の、歴史の温泉であります。そんな山中温泉に、北前船の船頭さんとゆかたべ(まさに、民衆)と言われる女性たちの交感を綴った「山中節」という民謡の名歌が伝えられてきました。この歴史的名歌をモチーフに民衆の夢と祈願が交差する舞踊の劇を、バロック様式を借りながら上演いたします。山中節を守り育ててきた方がたへの賛辞と、この唄の未来を永遠に言祝ぐ民衆の祝祭舞踊を、ぜひご鑑賞ください。

*この作品は山中温泉集落調査の結実として生まれた作品です。地域の方がたの聞き書きや文献調査によって山中温泉の原風景が顕現されました。
調査者は小倉裕介、早川知子、松村知紗、森繁哉です。

<プログラム>
第一章 山中節を祀る  山中節の発祥を讃え、芸の継承を寿ぐ御神事
第二章 山中節を語る  湯の恵みにまつわる人々の交感の祝祭劇
第三章 山中節を讃える 山中節伝承者による山中節賛

 

●作・構成

森繁哉
山形県在住 舞踏家 民俗学者 舞踊団「巫座」主宰。東北芸術工科大学教授などを歴任後、作家活動に入る。日本古来の身体技法を現代芸術に昇華した数多くの舞台作品で、現代日本の最高の舞踏スタイルを確立したとして、フランス、ドイツなどに招聘される。インタークロス賞など受賞歴。主な著書に『生命と舞踏』『物語と舞踏』(れんが書房新社、2012年)など

 

●出演

山中温泉芸妓連 ぼたん 歳子 晶子 きよ乃 詠子(座員)
加賀市指定無形民俗文化財である民謡「山中節」の伝承者として、日々稽古に励み技術向上に努めている。毎週末に山中座で開催される「山中節四季の舞」では艶やかな唄や踊りを披露。伝統芸能の継承を行うとともに、山中温泉の文化や魅力を発信している。

 

舞踊団 巫かんなぎ座

阿部利勝:山形県在住の農民舞踏家として、生活に根差したダンス作品を作りつづける東北屈指のダンサー。
松村知紗:山形県在住の舞踏家、歌謡集団「呪文座」を主宰する。聲女唄の復活などを手がけ、その功績によって中世巫女の再来と謳われる。歌手、絵画制作など多彩な活動を展開。
佐藤あゆ子:山形県在住の舞踊家。米国の大学で世界の民族舞踊の比較研究を行う。帰郷後は実作者のダンサーとして活躍し、数多くの舞台作品を発表する。また地域活動、環境保護活動などを先導し、自らも芸術と起業の融合を目指す。

 

鹿野恭弘(医王寺住職)

日本三名湯、山中温泉。町づくりは人づくりから。私はいま、山中節の第一歩からはじめようとしています。一緒に歩いてみませんか。

 

演奏

澤田邦弦(澤田流三味線師範)

東京在住。津軽三味線演奏から数々のレパートリーを奏でる卓越した技法の実力派演奏者。数多くの子弟を育てる。

 

 

〈お問い合せ〉山中芸術温泉夢幻浴
主催:一般社団法人 山中温泉観光協会[tel. 0761-78-0330
    石川県加賀市山中温泉西桂木町ト5-1 山中温泉文化会館]


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